マンダラチャートの書き方＆81個の設定例や欠点、無料テンプレートを紹介

2024年11月26日2024年12月28日

ビジネスパーソン講師：みやもと

ビジネスパーソン講座へようこそ！講師のみやもとです。
野球界で活躍している大谷さんがやっている目標管理で注目されているマンダラチャート。目標設定やタスク管理、自己分析に役立つツールで真似する方が急激に増加しています。
そこで本日の講座では、マンダラチャートの基本的な書き方、利点と欠点、さらに今すぐ使えるテンプレートについて詳しく解説します。これを読めば、マンダラチャートを効果的に使いこなせるようになれますよ！

講座目次

マンダラチャートとは？

マンダラチャートは、日本の経営コンサルタントである松村寧雄氏が提唱した発想法で、目標やアイデアを整理・可視化するためのツールです。
中央にテーマや目標を配置し、それを軸に周囲の要素を展開していくことで、全体像と詳細の両方を一目で理解できる構造が特徴です。

主な特徴：

8つの分割領域
中心の目標を8つの要素で囲み、それぞれをさらに深掘りします。
俯瞰と詳細の両立
全体像を把握しながら、詳細まで掘り下げることが可能です。
汎用性の高さ
個人の目標設定、プロジェクト管理、チームでのブレインストーミングなど多様な用途に適応できます。

早速Canvaでマンダラチャートを作成する

マンダラチャートは、3×3の9マスから始めるのが基本です。今回はサンプルとして長期的に使える9×9の81マスマンダラチャート作成例を紹介しますので、よければ参考にしてみてください。
※作成ツールはCanvaを使っています。PCやスマホ上のアプリで簡単にマンダラチャートを作成、管理したり画像をダウンロードできるのでおすすめ。

STEP

Canvaにアクセスし、アカウントを作成またはログイン

Canvaの公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成します。登録方法はとても簡単ですが、うまくいかない場合は不明点は下記講座をご覧ください。

マンダラチャートの設定例

用途別マンダラチャートの活用例早見表

マンダラチャートは用途（プロ野球選手になる、ビジネスの目標管理、自己分析で使うなど）によってポイントが異なりますので、早見表を準備しました。

用途	具体例	ポイント
目標設定	ダイエット、資格取得	中央に具体的な目標を書く
プロジェクト管理	新製品開発、イベント企画	チーム全員で共有し、それぞれの役割を明確にする
自己分析	強み・弱みの整理	俯瞰的に自分を見つめ直す
学習計画	英語学習、試験対策	中央に「学習目標」、周囲に科目や方法を書く

マンダラチャート設定例の表（81項目）

それでは具体的な設定例です。

今回はチャットGPTに「ビジネスマンのマンダラチャート例」ということで設定してもらいました。チャットGPTはとレナートーとして非常に優秀なので、相談してみる（相談を投げかける）といいですよ。

スクロールできます

中央：キャリア成長	スキルアップ	人間関係構築	健康管理	タイムマネジメント	目標達成	仕事効率化	自己啓発	プライベートの充実
スキルアップ	新しいソフトウェア習得	上司との信頼構築	朝のウォーキング	スケジュール表の作成	短期目標のリスト化	無駄な会議の削減	自己啓発本を読む	家族との時間を増やす
人間関係構築	英語力向上	部下へのフォローアップ	定期的な健康診断	タスク優先順位の設定	月次目標の進捗確認	簡単に使えるテンプレート	専門知識のオンライン講座	趣味の時間を確保する
健康管理	プレゼン力向上	同僚とのランチ交流	食事記録をつける	納期を守るための見積もり	年間目標の計画を作成	ツールの効率的な使い方	瞑想を習慣化する	旅行計画を立てる
タイムマネジメント	業界トレンドを学ぶ	ネット上のイベント参加	睡眠時間の確保	メール対応時間の短縮	実績を振り返る	作業マニュアルを整備	メンタリングを受ける	趣味を通じた学び
目標達成	プログラミングスキルの強化	社外の人脈を広げる	週3回の運動を実践	会議時間を短縮する	チームの目標を明確化	資料の整理整頓をする	ロールモデルを見つける	家族との旅行を企画
仕事効率化	問題解決力の向上	信頼関係を深める	ストレス管理法を学ぶ	無駄なタスクの削除	目標達成率を分析する	フォルダ構造を改善	習慣化のテクニックを学ぶ	趣味のプロジェクトを進める
自己啓発	創造性を高めるワークショップ	感謝の気持ちを伝える	心拍数を測定し管理する	短時間で成果を出す工夫	達成目標を可視化する	効率的なコミュニケーション	モチベーションの維持方法を学ぶ	読書リストを作成する
プライベートの充実	資格試験の準備	イベントやセミナー参加	リラクゼーション法を習得	月間タスクの見直し	成果を振り返り祝う	自動化ツールを導入	新しい挑戦に取り組む	家族と休日を楽しむ

上記設定例の具体的な解説

スキルアップ

新しいソフトウェア習得やプレゼン力向上など、自分の業務に直接関係する能力を磨きます。
例：デザイン職ならCanvaやAdobeツールの使い方を習得。

人間関係構築

上司、同僚、部下、さらに外部のネットワークを広げることを目指します。
例：ネットワークイベントや社内交流ランチを活用。

健康管理

健康は仕事の基盤。運動や睡眠、ストレス管理に重点を置きます。
例：ウォーキングやリラクゼーション法の実践。

タイムマネジメント

時間を有効活用するための工夫をします。無駄なタスク削減や納期管理が重要です。
例：Googleカレンダーでタスク管理。

目標達成

短期・中期・長期の目標を明確にし、実現可能なアクションに落とし込みます。
例：目標を細分化し、定期的に進捗を確認。

仕事効率化

自動化ツールやテンプレートを使い、作業の効率を上げる工夫をします。
例：メール返信テンプレートや整理されたフォルダ構造を活用。

自己啓発

自己成長のため、学び続ける姿勢を大切にします。
例：オンライン講座を受講したり、ロールモデルから学ぶ。

プライベートの充実

ワークライフバランスを整え、家族や趣味を大切にします。
例：家族旅行や趣味を通じたリフレッシュ。

マンダラチャートの利点と欠点

どんなツールにも長所と短所があります。以下は、マンダラチャートの主な欠点です。

マンダラチャートの利点

全体像と詳細のバランス：マンダラチャートは、目標の全体像を把握しつつ、具体的な行動計画を立てるのに役立ちます。
発想力の向上：視覚的に要素を整理することで、新しいアイデアや視点を得やすくなります。
モチベーション維持：目標が具体的になるため、実行に向けたモチベーションが高まります。
応用範囲の広さ：個人の目標達成、チームのアイデア出し、学習計画など、さまざまな場面で利用できます。

マンダラチャートの欠点

初期設定が難しい：特に初心者は、中央のテーマや周囲の要素を具体的に決めるのに時間がかかります。最初は簡単なテーマや短期目標を設定し、慣れることから始めましょう。
展開が複雑になる：81マス構造に展開すると、情報量が多くなり過ぎて混乱する場合があります。最も重要な要素に絞って記入し、優先順位をつけましょう。
目標管理が必要：一度作成しただけでは効果が薄れ、定期的な見直しが必要です。達成した項目は色をつけたり◎をするなどして、モチベーションを上げつつ管理しましょう。

今すぐ使えるマンダラチャートのテンプレート×2

それではマンダラチャートを無料で手軽に始められるテンプレートを二つ紹介します。

白紫目標設定マンダラチャート A4

作成者：@banner-templateさん

[無料] このテンプレートを使用する

ベージュ白シンプルクリーン目標マンダラーチャートフォーマット A5

作成者：@tevasakiさん

[無料] このテンプレートを使用する

よくある質問（FAQ）

マンダラチャートを使うのに適した目標は？: 応用次第です。大きな目標や長期的な計画だけでなく、日常的なタスク管理にも利用できます。
マンダラチャートはデジタルと手書きのどちらが良いですか？: デジタルは編集が簡単、手書きは記憶に残りやすいという特徴があります。目的に応じて使い分けましょう。
チームで使用する際のポイントは？: 共有可能なツール（GoogleスプレッドシートやCanvaなど）を利用すると、全員で内容を更新・確認しやすくなります。チームマネジメントでも使えますので、メンバーに展開してみてください。