ビジネスパーソン講座へようこそ!講師のみやもとです。
さっそくですが、みなさんCanvaで作成したドキュメントをword(ワード)に変換し、続きの編集や印刷をしたいことはありませんか?
本日は意外と質問の多いCanvaをword(ワード)に変換する方法や、貼り付けや文書編集までドキュメント作成で必要な機能をあますことなく紹介していく講座となります。
はじめに
Canvaでドキュメントを作成した後にMicrosoftのword(ワード)へ変換しようとしたところ、ファイル形式の一覧にワードが表示されておらず変換できないことはありませんか?
Canvaでは、使用しているデザインテンプレートによって変換できるファイル形式が制限されています。
さらにもしword(ワード)に変換できたとしても、CanvaとWordは完全互換性のあるソフトではありませんのでデザインがずれることもありますし、間接的にPDFにしてからワードにしようとしても、有料版のPDFリーダーであるacrobatが必要になったり、お使いの環境や条件によって最適な変換方法が変わります。
本講座では、そんな環境や条件にあわせて最適な変換方法を案内いたします。
Canvaから直接word(ワード)に変換できない → 実は可能です
たとえばネットで「Canva ワード 変換」で変換するとCanva公式やブログが検索結果に表示され詳細を見てみると、「Canva→PDF→ワード」のような手間のかかるやり方が紹介されています。
もちろん一回PDFファイルにしてから変換をかけても問題ないのですが、手間もかかりますしPDF→ワードの変換ができない方もいますよね?
実は、制限はあるものの直接Canva→ワードに変換する方法が用意されていますので、ぜひお試しください。
Canvaからword(ワード)形式に変換して出力する方法
※無料プランで文書形式のデザインをこれから作成する場合
それでは早速ワードファイルに直接変換する方法を学んでいきましょう。
今回は一例として、書類送付状のデザインをCanvaで行い、ワードに変換する流れでお伝えします。
ポイントは、「doc」形式のテンプレートを使用することです。
※カーソルを置いて「ドキュメント」と表示されるテンプレートのみWord変換に対応しているため、ご注意ください
上記テンプレートや、事業計画書などの関連ファイルからデザインを始めたい方は、下記ボタンをクリックするとワード変換可能なテンプレートを探すことができます。
チラシやポスターなどのデザインをword(ワード)形式に変換する方法
※Canva有料プランをお使いすでにデザイン作成済の場合
先ほどはdoc形式のテンプレートを使ったワードword(ワード)への変換方法をお伝えしましたが、すでに作成したチラシやポスターデザインを変換したい場合はどうしたらいいの?って思いますよね。
その場合には、サイズを変更する機能を使って先にCanvaドキュメントテンプレートに変換しましょう。
※本機能は有料プランであるCanvaProにするか、無料トライアル期間しか使用できません
※画像などの要素が多い場合、クリエイティブな記事がおすすめです。ただしドキュメント(記事)形式に無理やり変換するため、AIが勝手にレイアウトを変更することも多いです
CanvaからPDFに変換し、PDFから無料でWordファイルに変換するやり方
※Canva無料プラン・無料版PDFリーダーしかなく、デザイン作成済の場合
ここまでCanvaから直接Wordに変換する方法をお伝えしましたが、もっとも手軽でおすすめなやり方はCanvaからPDFに変換し、PDFから無料でWordファイルに変換する方法です。
無料なうえ、最大限レイアウトが崩れない形でワードファイルに変換できます。
iLovePDFというサイトでは、他にもPDFの分割や結合、PDFをパワーポイント形式にするなど、様々な加工・変換に対応しています。
ただしウェブ上のサービスとなるため、個人情報が含まれた情報はアップロードしないようにご注意ください。
word(ワード)をCanvaに取り込む方法
Canvaで作成したデザインをword(ワード)に変換できるということは、逆にword(ワード)をCanvaに取り込んでデザイン要素を追加する、といった使い方も可能です。
画像の場所からアップロードするとアップロード一覧に表示されない場合がありますので、ファイルを直接マウスで持っていくのが手っ取り早いです。
ファイルを挿入する際、ドラッグするとドキュメントの場所によっては一部表示になったりしますので、必ずアップロードしたドキュメントをクリックして挿入してください。
おすすめのCanva×Word運用法
CanvaからWordに、WordからCanvaにとさまざまな方法をお伝えしましたが、実際に運用する際にはポイントを押さえておくと、グッと効率とデザイン力が上がります。
- Wordに変換する予定のデザインテンプレートはなるべくシンプルなデザインを選ぶ
CanvaとMicrosoftが提供するWord含むオフィス製品は完全に互換しているわけではありません。どうしてもデザイン要素やレイアウトが崩れる場合がありますので、最初にテンプレートを選択する時点で画像や表などの要素ができるだけ少なくシンプルなテンプレートを選択しましょう。
- 最終的に印刷や、PDFでウェブ上に表示する予定のデザインはWordファイルではなくCanvaだけで完結させる
Wordファイルで提出する必要がある場合などを除き、用途が印刷やPDFファイルでの表示である場合、Canvaで作業を完結させましょう。とくにデザイン要素が多いドキュメントの場合は、WordよりCanvaの方ができることも多く、わざわざ変換する必要はありません。
- Wordで作成したドキュメントが味気なくデザイン要素を入れたいと思った場合は、Canvaで取り込んで出力する
Wordはドキュメント作成において非常に優れたソフトですが、自由にデザイン要素を入れる場合はどうしても使いづらく感じます。そこで大まかな構成やテキストはWordで作成してからCanvaに取り込み、デザイン要素を追加することにより、どちらの強みも生かす運用が可能となります。
本日の講座 まとめ
「Canva×Word」を連携・組み合わせる方法をお伝えしましたがいかがでしょうか。
お互いに似たような機能を持つソフトですが、実はそれぞれのメリットを生かした運用をすることで確実にドキュメントの効率・質を高めることができます。
これまで一方のソフトしか使ったことのない方は、この機会に利用してみはいかがでしょうか。
それでは本日の講座、「Canva×word(ワード)変換、貼り付けや文書編集まで完全網羅」は以上です。
ここまでお時間いただき、ありがとうございました。