【画像30枚以上】公式よりも分かりやすいCanvaの使い方マニュアル

【画像30枚以上】公式よりも分かりやすいCanvaの使い方マニュアル
あずま 学長

Canvaの使い方講座へようこそ!Canvas大学学長のあずまです。
本日は初めてCanvaを使う方向けに基本的な使い方や流れ、具体的な操作方法まで、画像付きで公式サイトより分かりやすくお伝えしていく講座となっています。
項目も多くなっていますので、時間がない方は気になる部分を目次から探してクリックしてご覧ください。

講座 目次

Canva(キャンバ)とは

Canva(キャンバ)とは、一言でいうとウェブ上で大量のテンプレートを使用できる無料デザインツールです。用途も非常に幅広く、ビジネスパーソンがよく使う営業資料やチラシ作成、ウェブマーケティングでは広告用のバナー画像やオウンドメディアのアイキャッチ画像、ビジネスに関係なくともSNS用の画像から、結婚式用の動画作成まで作成することができる、最強のデザインツールです。
さらにCanvaの基本について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。

Canvaの基本的な使い方

Canvaはできることが幅広い=機能やボタンも多いため、パッと見ただけでは何をすべきか分からない方もいると思います。そんなみなさまのために、まずは基本的なデザインの流れについてお伝えします。

Canvaでデザインを作成する際の基本的な流れ

1. Canvaに登録後、目的に合わせてデザイン対象を選択

1. Canvaに登録後、目的に合わせてデザイン対象を選択

2. 目的に合ったテンプレートを一覧から選択

2. 目的に合ったテンプレートを一覧から選択

3. テンプレートが反映されます

3. テンプレートが反映されます

4. テキストや画像などを必要に応じて修正

4. テキストや画像などを必要に応じて修正

5. 出力形式(今回はパワーポイントファイル)を指定してダウンロードし、完了

5. 出力形式(今回はパワーポイントファイル)を指定してダウンロード、完了

以上が基本的な流れです。

それでは大体の流れがつかめたところで、次は実践編に移ります。実際にCanvaを使ってみましょう。

Canvaの利用環境について

それでは実際にCanvaを使ってみましょう。みなさんの利用環境(端末)によって始め方、使い方は異なりますので、ここでは代表的な端末であるパソコン(Windows)とスマートフォン(iPhone)の2パターンをお伝えします。
※なお、Canvaはブラウザー版とアプリ版が用意されていますが、本学がおすすめしている環境はパソコンがブラウザ版、スマートフォンがアプリ版です。

Canvaを使ってみる(パソコンをお使いの方)

Canva公式サイトにアクセスし、無料プランで会員登録

1. Canva公式サイトにアクセス(こちらをクリック)

ログイン方法について詳しく知りたい方は、下記講座も参考にしてください。

2. 右上の「登録」をクリック

2. 右上の「登録」をクリック

3. Googleアカウント(推奨)、Line、メールアドレスいずれかの方法で「続行」をクリック

3. Googleアカウント(推奨)、Line、メールアドレスいずれかの方法で「続行」をクリック

chromeブラウザーをお使いの場合、Googleアカウントにログインしていると思いますのでそのままCanvaアカウントを作成すると、毎回ログインする必要がないため効率的です。
※本講義ではGoogleアカウントをお持ちでない方を対象として「メールアドレス」で登録する手順をお伝えします。

4. 「メールアドレス」を入力し「続行」をクリック

4. 「メールアドレス」を入力し「続行」をクリック

5. Canvaで使用するアカウントの「名前」を入力して「続行」をクリック

5. Canvaで使用するアカウントの「名前」を入力して「続行」をクリック

ここで「続行」をクリックすると、Canvaより認証コードを記載したメールが届きます。
※セキュリティ対策として10分以内にログインできなかった場合、再度認証コードを発行する必要があります

6. メールアドレスに届いた「6桁の数字」を確認し、入力して「続行」をクリック

6. メールアドレスに届いた「6桁の数字」を確認し、入力して「続行」をクリック

7. Canvaホーム画面に移動しますので、「利用目的」を選択

7. Canvaホーム画面に移動しますので、「利用目的」を選択

この時に選択した利用目的は、おすすめのデザインやテンプレートに影響しますので、最適なものを一つだけ選択してください。

8. 有料プランをおすすめされますので「後で」をクリック、役に立つ情報のお届けは必要があれば「受け取る」をクリック

8. 有料プランをおすすめされますので「後で」をクリック、役に立つ情報のお届けは必要があれば「受け取る」をクリック

既にCanvaのことを理解していて有料プランを使うことが確定している方以外は「後で」を選んで大丈夫です。実際に使ってみて有料プランの機能が必要だな、もっと便利にCanvaを使いたいな、と思ったときに改めて有料プランにアップデートすることをおすすめします。

9. アカウント作成完了、Canvaホーム画面へ

9. アカウント作成完了、Canvaホーム画面へ

無事アカウントが作成できたらCanvaホーム画面が表示されますので、早速デザインを始めていきましょう。
今回は一例として「ブログのアイキャッチ画像」を作成するパターンでひととおりレクチャーしていきます。

テンプレートの選び方と使い方(絞り込みテクニック)

1. 目的に合わせて検索窓に「キーワード」を入力してEnterをクリック

1. 目的に合わせて検索窓に「キーワード」を入力してEnterをクリック

今回は練習となりますので、まずは「ブログ アイキャッチ」と入力してEnterをクリック。

2. 【ポイント】検索結果ページ右上の「すべて表示」をクリック

2. 検索結果ページ右上の「すべて表示」をクリック

キーワード検索するだけでも検索結果が表示されますが、このままでは有料プランのテンプレートが含まれてしまいます。そこで絞り込み検索をするために「すべてを表示」をクリックし、フィルターボタンを表示しましょう。

3. 左上「すべてのフィルター」をクリックし、任意のフィルターを選択して「適用」

3. 左上「すべてのフィルター」をクリックし、任意のフィルターを選択して「適用」

用途やカラーなど、フィルター機能は非常に充実していますので、目的に合わせて絞り込んでください。
無料プランのみで検索したい場合、フィルター下のほうに表示されている「Free」ボタンを押します。

4. フィルターが適用された検索結果が表示されますので、好みのテンプレートを選択

4. フィルターが適用された検索結果が表示されますので、好みのテンプレートを選択

上の画像は「無料」「青」のテンプレートを絞り込み検索した結果が表示されています。

5. 問題なければ「このテンプレートをカスタマイズ」をクリック

5. 問題なければ「このテンプレートをカスタマイズ」をクリック

選択したテンプレートのほか、デザインが似ているテンプレートを表示してくれますので、気になったものを選択してください。

6. 編集画面に移動し、テンプレートの選択が完了

6. 編集画面に移動し、テンプレートの選択が完了

ポイント】後からテンプレートを変更する、比べてみる

後からテンプレートを変更する、比べてみる

テンプレートを選択して編集画面に移動した後も、左メニューからテンプレートを変更できます。

文字の編集、フォントの変更方法(装飾テクニックも)

変更したい文字をダブルクリックし、書き換える

変更したい文字をダブルクリックし、書き換える

文字を選択した状態でフォントや装飾を変更することもできますが、テンプレートそのままの文字デザインを使ったほうが全体の統一感が出ます。

文字デザインを新たに検索、選択して反映する

文字デザインを新たに検索、選択して反映する

目的に応じて文字デザインを変更したい場合、左側のメニューから検索して選びます。

フォントや文字デザインは数千パターン以上ありますが、英語に最適化されたデザインも多いです。
そこで検索窓に「日本語」と入れて検索すると日本語用のフォントが優先されて表示されますので、試してみましょう。

文字のフォントを変更する

文字のフォントを変更する

文字のサイズ、色、配置を変更する

文字のサイズ、色、配置を変更する

ワードやエクセルなどのofficeソフトを使用したことがある方ならイメージしやすいと思いますが、上部メニューに文字サイズ、色、配置などさまざまな編集ボタンが用意されています。

ポイント】文字に装飾をつける

文字に装飾をつける

実際に文字を加工していくと、フォントにこだわったとしても全体のデザインに合わない、何となく素人くさい、みたいな悩みが出てきます。テレビやYouTubeなどで使用されている文字をよく見ていただくと分かるのですが、ほとんどの場合は「文字に装飾がされている」ことに気づくでしょう。
CanvaではテレビやYouTubeで使われている文字と同じような装飾をワンクリックで設定できますので、ぜひ試してみてください。装飾をする前と後では、全体のクオリティも違って見えるはずです。

画像挿入の手順とポイント

画像素材の検索方法と挿入

画像素材の検索方法と挿入

様々な素材が表示されますので、目的に合わせて写真やグラフィックを選択し、反映したい場所に画像をドラッグして挿入します。
(画像をクリックしても挿入されますが、ドラッグすると場所に合わせてサイズを最適化した状態で反映してくれます)

写真や画像の検索結果で素材の右下に「王冠」マークが表示されているものは「有料素材」です。そのままでは使用できませんので、無料素材を探しましょう。

画像の明るさや色合いを変更してデザインに合わせる

画像の明るさや色合いを変更してデザインに合わせる

画像をダブルクリックすると画像編集メニューが左に表示されますので、さまざまな加工を施すことができます。

ポイント】画像の雰囲気をワンクリックで変更する

画像の雰囲気をワンクリックで変更する

Canvaの強みの一つとして、ワンクリックで画像の雰囲気を変更できる機能があります。全体のデザインと合わせて色みや加工方法を選択するとすぐに反映されますので、さまざまなパターンを簡単に試すことができます。

自分が持っている画像素材を使用する(アップロード)

自分が持っている画像素材を使用する(アップロード)

自分が持っている画像素材を一番左に用意されているメニュー「アップロード」からCanvaに保存し、使用できます。

自分が持っている画像素材を使用する(端末内の画像を指定して保存する)

自分が持っている画像素材を使用する(端末内の画像を指定して保存する)

端末内のフォルダーを選択、画像ファイルを指定し、開くからアップロードできます。複数画像を選択すれば一括アップロードすることも可能です。

自分が持っている画像素材を使用する(保存した画像素材を使用する)

自分が持っている画像素材を使用する(保存した画像素材を使用する)

アップロードした画像素材は左メニューの「アップロード」ボタンからいつでも確認、使用できます。

画像はどれくらいアップロード・登録できるの?と気になる方も多いと思いますが、無料プランの場合は「上限が5GB」となっています。画像はともかく動画を扱う場合はすぐ上限に達してしまいますので、有料プラン(上限1TB)へのプランアップもぜひご検討ください。

Canvaは無料素材だけを絞り込んで検索できないの?

Canvaで画像や写真などの素材を検索すると、有料素材も表示されて使いづらい。
という意見をいただくことが多いのですが、結論から言うと「無料プランで無料素材だけを検索結果に表示させることはできない」仕様となっています。Canvaもビジネスでやっているので仕方のないことですが、少し残念ですね…
ちなみに、Canvaの利用目的が「生徒」になっている場合は検索入力枠の右側にあるフィルターボタンから「無料」を選択することで絞りこむことができます
学生なのに利用目的が生徒になっていない方は、上部歯車マークの設定ボタンから利用目的を変更しましょう。反映されるのに最大1日・2日かかる場合がありますが、フィルターが使えるようになっているはずです。

図形の追加とサイズ・色・向き調整

左の素材メニューから「図形」の「すべてを表示」をクリック

左の素材メニューから「図形」の「すべてを表示」をクリック

図形を追加したい場合、最初に左の素材メニューから「図形」の「すべて表示」をクリックしましょう。図形一覧が表示されます。

挿入した図形を選択し、サイズや色を変更する

挿入した図形を選択し、サイズや色を変更する

挿入したい図形をクリックするとデザインに反映されますので、目的に応じてサイズや色を変更します。
サイズを加工する場合には、図を選択したときに表示される四隅と間に表示されている白丸や白い長方形をマウスでドラッグしてください。

気をつけたいポイントとして、図形は反転させることができません。意外と困るのが、「吹き出し」をデザインで使用したいとき。吹き出しは喋る対象の配置に左右されるため反転できないと困りるのですが、現在のCanvaでは図形(テキストやグラフ、フレームなども対象)を反転させることができませんのでご注意ください。
どうしても吹き出しを使いたいときは、次のグラフィックを使用するパターンをおすすめします。

図形(素材)を検索して使用する、反転させる

図形(素材)を検索して使用する、反転させる

図形は自由にサイズを変更できるため、デザイン内で調整しやすく便利です。ただし、図形は反転できないため実際に作業をしていると困ることもあります。対応策として、図形をグラフィック素材として検索してしまいましょう。デザインされた状態の図形も多く登録されていますので、きっと理想の図形素材が見つかるはず。図形と違ってグラフィック素材は反転もできますので、困ったらぜひお試しください。

完成した画像のダウンロード方法、ポイント

1. 右上の「共有」ボタンをクリックする

1. 右上の「共有」ボタンをクリックする

2. ファイルの種類を選択する(画像はPNG推奨)

ファイルの種類を選択する(画像はPNG推奨)

使用用途に合わせてファイルの種類を選択します。(通常はデザインテンプレートに合わせて最適なファイルが選択されているため、変更しなくても構いません)

3. ダウンロードしたいページを選択し、ダウンロードボタンをクリック

3. ダウンロードしたいページを選択し、ダウンロードボタンをクリック

最初はすべてのページにチェックが入っています。一部のページのみをダウンロードしたい場合は、必要なページ番号のチェックボックスにチェックを入れ、ダウンロードに進んでください。

ダウンロードオプションとして、アイコンやロゴ作成で役立つ「背景透過」、ブログなどで使用する際に役立つ「ファイルを圧縮」機能、「画像サイズ一括変換」などが用意されていますが、こちらは有料プランでしか使えません。
もし必要だと感じる場合には、有料プランを検討してみてください。

4. 右下のダウンロードステータスが「完了」になるのを待つ

4. 右下のダウンロードステータスが「完了」になるのを待つ

5. ダウンロードが完了し、デザインの全工程終了

5. ダウンロードが完了し、デザインの全工程終了

複数の画像をダウンロードした場合、圧縮形式でファイルがダウンロードされますので、フォルダを解凍して画像をご確認ください。

Canvaを久々に使ったときのログイン方法

期間があくと意外と忘れてしまうログイン方法。Canvaは久々のログインでも何をすればよいのか案内してくれますが、念のためログイン方法についても簡単に説明します。

おかえりなさい!が表示されている場合のログイン方法

1. 登録したアカウント名が表示されていることを確認し「続行」をクリック

1. 登録したアカウント名が表示されていることを確認し「続行」をクリック

2. 最初に登録した方法に応じて「続行」をクリックしてログイン完了

2. 最初に登録した方法に応じて「続行」をクリックしてログイン完了

例えばメールアドレスで登録した場合、新規登録したときと同じように認証コード「6桁の数字」が登録したメールアドレス宛に送信されますので、確認してコードを入力するとログインが完了します。

Canvaの案内ページが表示されてしまう場合のログイン方法

画面右上に表示されている「ログイン」をクリックして登録方法に応じたログインに進む

画面右上に表示されている「ログイン」をクリックして登録方法に応じたログインに進む

以降は上記おかえりなさい!が表示されている場合と同様のステップとなりますので、こちらをご覧ください。

ログインできない理由、対処法

上記で試してもログインできない場合、お使いの環境によってさまざまな理由が考えられます。下記講座で徹底的に解説していますので、そちらをご覧ください。

Canvaの使い方を活用事例と合わせてもっと詳しく

ここまでの実践ではじめてCanvaを使ってみていかがでしたでしょうか。
Canvaは画像作成だけではなく、営業資料やロゴ、動画編集やAI生成などさまざまなデザインを利用シーンで活用できます。下記記事では具体的な活用事例を交えて利用シーンを紹介していますので、よかったらこちらもご覧ください。

Canvaの商用利用など、注意すべきポイント

よく「Canvaで作成したデザインは商用利用して大丈夫か」という質問を受けることがあります。
結論から申し上げますが、Canvaで作成したデザインは商用利用しても問題ありません。
(無料・有料プランに関係なくクレジット表記も不要のため、むしろ商用利用推奨です!)

ただし、いくつか守るべきルール(注意点)もありますので、必ずご理解いただいたうえで使用してください。

具体的な商用利用の事例

作成した画像、動画を自社のホームページやオウンドメディアに掲載する

マーケティング素材(広告、営業資料、チラシなど)として使用する

作成した画像、動画をSNS投稿に使用する

Tシャツやタオルなど、グッズを作成して販売する など

ルール違反、許可されていない利用方法

Canvaで作成したデザインを使用して商標を登録する

ロゴ案作成
Canva内のロゴ作成イメージ

Canvaの素材をストックフォトサービスなどの素材サイトに登録・販売する

Canvaの素材(写真・音楽・動画など)を無加工の状態で、販売、再配布する

Canva公式サイトにも下記のように記載されているとおり、上記のような利用方法は禁止されておりますので、必ずルールは守りましょう。

Canvaのテンプレートや素材は無加工の状態で第三者に販売または配布することは禁じられています。これは、Canvaのテンプレートや素材の作成者が著作権を所有しているため、著作権侵害に相当するからです。
(Canva公式サイトより)

さらに詳しく知りたい方は下記講座にて実例をもとに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

本日の講座 まとめ

Canvaの使い方について、実践を交えてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。
意外と簡単、クオリティの高いデザインがこんな短時間でできるんだ、と感じた方も多いと思います。
使う上で注意点もありますが、使いこなせれば活用の幅が非常に大きいのがCanvaのいいところです。
本講座がきっかけになり、一人でも多くの方がデザインの場で活躍されることを祈っています。

それでは本日の講座、「どこよりも分かりやすいCanvaの使い方」は以上です。
ここまでお時間いただき、ありがとうございました。

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