Canva共通講座へようこそ!Canvas大学学長のあずまです。
このページを見ている中学生・高校生諸君、作文が面倒でAIを使おうとしているね?結論から言うと、ほぼバレるし怒られるからAIで生成した文章をそのまま提出するのはやめよう!
ただし「モノは使いよう」で、先生に教えてもらうこと同様にAIに教えてもらいながら自力で文章を作るのは問題ないので、この講座でAI作文の手順や間違った使い方をしたときの危険性について勉強してね!
AIアプリで作文を生成するメリット
AIアプリを利用して作文を生成することで、中学生や高校生にとって以下のようなメリットがあります。
- 時間を節約できる
文章を一から考えるのは時間がかかりますが、AIがベースとなる文章を参考にすることで、短時間で作業を進められます。特に提出期限が迫っている場合に便利です。
- アイデアの幅が広がる
AIは膨大なデータをもとに文章を生成します。これにより、自分では思いつかないような表現や構成のアイデアを得ることが可能です。ただし、そのまま真似しては回答を書き写すことと変わりませんのでオリジナリティが必要です。
- 書き方の参考になる
AIが生成する文章は、構成や文法が整っています。そのため、作文やレポートの書き方を学ぶ手助けにもなります。ただし、AIアプリを使う際には適切な使い方が求められます。次章では具体的なアプリを紹介します。
AIアプリで作文を作るとバレる?
バレる可能性はある?
はい、ほぼばれます。教師や学校でAIを活用した文章検出ツールを導入している場合、AI生成の作文がバレる可能性があります。また、AIを使ったことがある先生なら特有の文体や繰り返し表現から分かりますし、なにより同じテーマで生成された文章は似通ってくるため、複数人が使うと一発でAIで作ったなと分かります。
参考:文章がAIで生成されたものか確認するためのツール「生成AIチェッカー」
バレないための工夫ってあるの?
そもそもAIの使い方が間違っていることに気づきましょう。作文においてはAIがすべて文章をつくってくれるのではなく、一から作成するより早く・完成度が高くなるためのサポートをAIにしてもらいましょう。
- 自分の言葉で編集する: AIが生成した文章をそのまま使うのではなく、あくまで参考にしながら自分の言葉やエピソードを文章にしましょう。
- 文体を調整する: 自分が普段使う語彙や文法を使いましょう。
- 部分的に利用する: 全文をAIに依存せず、特定の段落やアイデアのみを参考にしながら作文をつくりましょう。
中学生や高校生におすすめの作文可能な無料AIアプリ3選
(1) ChatGPT
- 特徴: 会話形式で質問に答えてくれるAIアシスタント。作文やレポートの下書きに最適です。
- メリット: 自然な文章生成と柔軟な対応が可能。質問形式でテーマを掘り下げることもできます。
- おすすめな使い方: AIを教師、小説家などと指定して作文の指南を受けると効率よく、完成度の高い作文が完成します。
(2) DeepL Write
- 特徴: 翻訳で有名なDeepLが提供する文章生成ツール。シンプルで使いやすいインターフェイス。
- メリット: 正確で洗練された日本語文章を生成します。
- おすすめな使い方: 例えば「環境問題についての意見文を作成してください」と具体的に依頼することで、高品質な文章を作成できます。
(3) Canva AI
- 特徴: ビジュアル作成が得意なCanvaに、AIテキスト生成機能が追加されてドキュメント作成できます。
- メリット: 作文の構成だけではなく、イラストなども使うことができる
- おすすめな使い方: 「私の将来の夢について箇条書きでアイデアを出して」と依頼してアイデアを整理するのに便利です。
作文を生成する手順例(ChatGPT)
それでは早速AIを活用して作文を生成してみましょう。使用ツールは最も普及しているChatGPTを使います。
※PCでもスマホでも同じ手順で作文を生成できます
ChatGPTは無料で使えるオンラインAIツールです。公式サイト(日本語版)にアクセスし、アカウントを作成します。
※アカウント作成にはメールアドレス等が必要となります
- 「サインアップしてチャットを使用する」を選択
- メールアドレスを入力して「続ける」を選択
- パスワードを入力して「続ける」を選択してサインアップ完了です
中央にあるGPTの入力画面に以下文章をコピーして貼り付けましょう。
あなたは優秀な学校の教師です。〇〇について中学生が1000文字で作文を書く時の構成やポイント、文例を教えてください。
※〇〇と記載している部分は作文のテーマになります。例えば「将来の目標」という宿題であれば〇〇を将来の目標と書き換えましょう。また、中学生の記載も高校生であれば書き換えます。
スマホを使っている場合はメモアプリ等を開き、教えてもらった構成を参考にして、自分の体験や考えを文章にしてみましょう。AIから出力される文章はすべて他人が考えたものが参考にされています。それでは学習になりませんので、参考にしながらもしっかりと自分の体験や考えを文章にしてみましょう。
※上記サンプルとして出力された文章は、手順の後に記載します
中央にあるGPTの入力画面に以下文章をコピーして貼り付けましょう。
以下の文章の誤字・脱字を修正して校正してください。
その後、どの箇所を修正したかを表形式で教えてください。{STEP3で作成した自分の文章を貼り付け}
もちろん宿題として提出する作文は文章が間違っていても構いません。ただしAIにチェックしてもらうことで、自分が間違いやすい文法や誤字を学習することができます。
先ほどチェックしてもらった文章を手書きに写して宿題を提出しましょう。
サンプル:AIの作文に関する指導回答
先ほどのステップ3でAIから出力された文章を記載しますので、参考にしてみください。
作文を書く際のポイント
具体性を持たせる:目標や計画は曖昧な表現を避け、できるだけ具体的に書く。
ポジティブな表現:希望や意欲が伝わるような前向きな言葉を使う。
自分らしさを出す:目標や動機に自分の経験や価値観を反映させる。
段落を整理する:読み手が理解しやすいように、1つの段落に1つのテーマを設定する。
文例
- 導入
「私の将来の目標は〇〇になることです。この目標を持ったきっかけは、〇〇という経験でした。そのとき、自分の〇〇に気づき、これを活かして人の役に立ちたいと思いました。」- 目標の具体的な内容
「〇〇とは、〇〇を行う仕事で、人々の生活をより良くする役割があります。私がこの仕事に魅力を感じるのは、〇〇だからです。たとえば、〇〇の場面で〇〇がどれほど重要かを知り、これを自分の将来の道にしたいと思うようになりました。」- 目標に向けた取り組みや計画
「現在、私は〇〇を頑張っています。具体的には、〇〇を習得するために〇〇を毎日練習しています。また、〇〇を克服するために、〇〇にも挑戦しています。これからも〇〇を続け、〇〇に役立つスキルを身につけたいと考えています。」- 結論
「私は、〇〇になることで〇〇な社会を作りたいと考えています。そのために、今できることを一つ一つ積み重ねていきたいです。この目標を胸に、努力を惜しまず進んでいく決意です。」これらの構成や文例を参考に、自分の目標に合わせて具体的な内容を作り上げてみてください。作文を書く際は、自分の気持ちを素直に表現することが大切です。頑張ってくださいね!
AIアプリを使う際の危険性と注意点
ここまでAIアプリを使って作文を書く方法を伝えてきましたが、改めてAIアプリを使う際の危険性や注意点を伝えます。使い方を間違えるとあなた自身が怒られるだけではなく親が責任を取らないといけなくなる、また自身の人生にも負の影響を与えることになりかねませんので必ず目を通してください。
- 著作権や倫理の問題
AIが生成した文章は著作権フリーではない場合が多分にあります。また、学校の課題をAIでそのまま代行することは、不正行為と見なされますので絶対にやめましょう。
- 学習効果が減る
AIに頼りすぎると、自分で考える力や文章を書く力が育たなくなります。結果的に将来の受験、就職活動などに影響し、年収が低くなったり苦労する可能性が高くなります。補助ツールとして使いすぎないことが重要です。
- あくまで書き方の参考
AIが生成する文章は、構成や文法が整っています。そのため、作文やレポートの書き方を学ぶ手助けにもなります。ただし、自身が学習して他の場面でも同じような書き方ができないのであれば、回答を丸写ししたカンニングと変わりません。勉強と同じで学びながらAIを活用するよう心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
本日の講座 まとめ
以上、AIを活用して作文が書けましたか?AIはあくまで人間をサポートしてくれるツールであり、使い方を間違えると想像している以上にトラブルとなる可能性があります。改めて下記ポイントに目を通して、正しくAIを活用していきましょう。
- AIアプリの便利さ: 作文生成で時間を節約し、アイデアの幅を広げるサポートツール
- おすすめツール: ChatGPTやCanvaAIなど、無料で使えるアプリが充実
- 注意点: AIを活用する際は倫理や学習効果を重視し、必ず自分の言葉で文章化すること
それでは本日の講座、「中学生や高校生が使える無料AIアプリで作文を生成!手順やバレるか、危険性など解説」は以上です。
ここまでお時間いただき、ありがとうございました。