共通講座へようこそ!Canvas大学学長のあずまです。
オンラインデザインツールとして人気のCanvaは、個人から企業まで幅広いユーザーに利用されています。しかし、便利さの裏側にはセキュリティやプライバシーに関するリスクも存在します。
そこで本講座では、Canvaの危険性とその対策について深掘りし、安全に利用するための方法を解説します。
Canvaとは?
Canvaは、誰でも簡単にプロフェッショナルなデザインを作成できるオンラインデザインプラットフォームです。豊富なテンプレート、フォント、グラフィック素材が揃っており、デザインの知識がない人でも直感的に操作できるのが特徴です。Webデザイン、プレゼンテーション、SNS投稿用の画像など、さまざまなデザインを短時間で作成することが可能です。
Canvaの危険性は?安全ですか?
ネット上の検索には「Canva 危険性」や「Canvaは安全ですか?」と検索する方が一定数いるようです。
Canvaは過去に1度情報漏洩をしたことがあり、現在ではさらなるセキュリティ対策が施されて安全なプラットフォームであるとされていますが、本質的にはGoogleやappleなど大手IT企業が提供している全てのオンラインサービスと同様、以下のようなリスクが考えられます。
個人情報の流出リスク
過去の事例
2020年1月11日、Canvaは5月24日の不正アクセス侵害の一環として盗まれたユーザーパスワードを含む約400万のCanvaアカウントのリストの存在を認識したことを発表しました。
また、2020年1月12日付で2019年5月24日以降にパスワードを変更していないすべてのユーザーのパスワードをリセットしています。
さらに、GoogleアカウントやFacebookアカウントと連携している場合、それらのアカウントも標的になる可能性があります。
流出したデータがもたらす危険
- フィッシング詐欺:漏洩したメールアドレスを悪用して偽メールを送付。
- なりすまし:個人情報を使って他人になりすます。
2. サイバー攻撃のリスク
Canvaはクラウド型サービスであるため、サイバー攻撃のリスクがあります。ハッカーがプラットフォームの脆弱性を突くことで、デザインデータやアカウント情報が狙われる可能性があります。
- ランサムウェア攻撃:デザインデータを暗号化し、解除するための金銭を要求。
- ゼロデイ攻撃:ソフトウェアの脆弱性を利用した攻撃。
3. アカウント乗っ取りの可能性
Canvaアカウントが乗っ取られると、以下のような被害を受ける可能性があります。
- 保存データの削除や改ざん
- 他のサービス(Google Drive、Dropbox)との連携情報の漏洩
- 他のユーザーになりすました詐欺行為
特に、ビジネス利用している場合は企業ロゴや顧客情報が流出するリスクが高まります。
Canvaを安全に使うための対策
Canvaを安心して利用するためには、セキュリティ意識を高めることが重要です。以下に具体的な対策を紹介します。
1. 強力なパスワードの設定
- 英数字、記号を含む12文字以上のパスワードを使用。
- パスワードを定期的に変更。
- 他のサービスと同じパスワードを使用しない。
2.【推奨】 2段階認証(2FA)の有効化
Canvaは2段階認証に対応しています。これを有効化することで、パスワードが漏洩してもアカウントを守ることが可能です。
設定手順
- アカウント設定にアクセス。
- 「セキュリティ」の項目を選択。
- 2段階認証を有効にし、アプリやSMSでコードを受信。
3. 定期的なパスワード変更
3か月ごとにパスワードを変更することで、万が一漏洩しても被害を最小限に抑えることができます。
Canvaの危険性に関するよくある質問(FAQ)
本日の講座 まとめ
Canvaは便利で多機能なツールですが、安全に利用するためにはユーザー自身のセキュリティ対策や注意が必要です。本講座で紹介したリスクと対策を参考に、個人情報を守りながらデザインを楽しみましょう。
- 主な危険性:個人情報の流出、サイバー攻撃、アカウント乗っ取り
- 対策:強力なパスワード、2段階認証、定期的なパスワード変更
- 重要ポイント:セキュリティ意識を高め、被害を最小限に抑える努力をする
安全対策を実施したうえで、安心してCanvaライフを送りましょう!
それでは本日の講座、「Canvaの危険性は?セキュリティや個人情報、安全に使うために」は以上です。
ここまでお時間いただきありがとうございました。